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事業用借地権の活用方法は?

 事業用借地権の活用方法としては、事業用建物の所有を目的とするものに限られ、具体的には

T・.ファミリーレストランなどのロードサイドビジネス

2・都心のテナント

などが考えられます。事業用借地権とは、契約期間が10年以上20年以下とし、専ら事業用建物を所有する目的で設定される借地権をいいます。ここで事業についての意味ですが、営利事業であっても非営利事業であっても構わず、又法人でなく個人事業であっても構いません。「専ら事業用建物」の意味は、居住用建物は除かれるということです。

 したがって、アパートやマンション、社宅は入居者の居住用ですから、たとえ事業目的であっても事業用借地権には該当しません。

 借地権者側のビジネス上のポイントとしては、次のことが挙げられます。

第1に、契約期間終了時に必ず土地を返還しなければならないので、10年から20年の短期間の間に投下資本が回収できるよう効率の良いビジネスを行わなければなりません。

第2に、上記のような効率の良いビジネスを行うため、建物は適正規模のものを建設し、出来るだけコストを安くして、建設期間も短く、収去もしやすくしなければなりません。