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生活騒音の悩み?

 「真夜中だというのに隣が騒々しい、まったく眠れやしない」「ステレオの音が響いてきちゃって、赤ちゃんがグズるのよ」と、こんなボヤキをよく聞きます。騒音はストレスのもと。快適な暮らしを妨げるばかりか、悪くすれば人命に関わるトラブルを巻き起こすこともあります。何とか事を荒立てずに解決したいものです。

 騒がしい日が続くようなら、黙って耐えているのは良くありません。騒音を出している本人は、その音が他人にとってどれほど気になるものか、気づいていないことが多いのです。何等かのアクションを起こさなければ、いつまでも環境を改善できません。そこで、まずは本人に直接話をしてみましょう。「苦情を言ってやる」と意気込むことはないのです。自分がどのくらい困っているかが相手に伝わるように「気をつけて欲しい」と告げるのが大切。たとえ相手の方が悪くても、文句や厭味にならないよう気をつけましょう。それが円満解決のコツです。

 又、何度言っても聞きいれてもらえない時、相手がヤクザで直接話すのが怖いときなどは、家主さんに相談しましょう。契約書には「ペット禁止」などの項目がよくありますが「麻雀など、近隣に迷惑を及ぼすようなことは差し控えること」など明記されたものもあります。契約の際あなたも契約書の条件を承諾してハンコを押したはずです。

 それなら隣も同じこと。禁止事項を破っていれば、当然契約違反。家主はそれを理由に立ち退きの要求も出来るのです。実際は、そう簡単に追い出すことは出来ないのですが、家主の権限を利用して忠告してもらえば改善の余地はあります。

 家主さんの中には腰の重い人がいるかもしれません。苦情を言っても「はい、はい」と返事だけで、なかなか本人に注意してくれないかもしれない。そのときは、他の部屋の住人に相談してはどうでしょうか。あなたが騒音で悩んでいるのなら、他の部屋の人だってきっと同じように困っているはず。多勢の人から苦情が出れば、いかにのん気な家主さんでも動かないわけにはいきません。数人で家主さんのところへ行くといいですね。

 「人の振り見て我が振り直せ」という言葉があります。たまに友人が遊びにきた時など、あなた自身、お隣の迷惑に気づかず大声で騒いだことがあるかもしれません。そう考えると、一晩うるさかったくらい目くじらを立てるのはどうかと思えます。なによりも、まず自分自身が他人に迷惑をかけていないか考えてみたいですね。なお、生活騒音については「軽犯罪法」が適用される場合もあるので、問題が大きくなってきたら近くの警察に頼んで注意してもらう方法もあります。

ルーム・ホーム 住ムーズガイドより抜粋